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1925年版

原題「THE PHANTOM OF THE OPERA」

邦題「オペラの怪人」

監督:ルパート・ジュリアン

出演:ロン・チェイニー(エリック)

サイレント・モノクロ・上映時間75分。

オペラ座の怪人 初の映画化作品。登場人物を必要最低限に減らした点と結末が異なる点以外は原作に比較的忠実な映画化。

なおエリックが「音楽と奇術に明るい、脱獄した猟奇犯罪者」と設定が変更されている。

これ以降の映画版「オペラの怪人」ではいずれもエリックが火事や事故などで醜悪な人相になった等と、その原因を様々にアレンジして描いているが、本作は原作通り生来の醜さで、性格俳優ロン・チェイニーが特殊メイクを施して『ドクロのような人相のおぞましい化物』という描写をほぼ忠実に再現しているのが特徴。

またエリックがクリスティーヌに向ける愛もやはり原作通り身勝手でストーカーまがいの狂気じみたものであり、ミュージカル版で顕著になった三角関係という解釈はまだなく、純粋な怪奇映画の体裁を持っている。

現在国内においてもビデオソフトは繰り返し発売されているため視聴は容易。

 

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